ベルリンという街・ロンドンと違うところ | ベルリン生活

ベルリンに住んで、早くも1年と4ヶ月。

この期間の半分以上コロナのせいで、”本当のベルリン”をまだ体験できてないけど、約1年半ベルリンに住んで気づいたこと、ベルリンという街の印象、ロンドンと違うな〜と感じることについて書いてみようと思います。

なんだか地方都市みたいなベルリン

ベルリンの印象はまさにこのタイトル通り、地方都市っぽい。

ベルリンは都会、と言われてもずっと違和感を感じていて、私は一度もベルリンが都会だとは思ったことがありません。笑 と言うより、地方都市っぽい、あるいは90年代の東京みたいと言った方が私にはしっくりくる。ハイストリートのディスプレイのセンスとか、道行く人たちのファッションセンスとか。

もちろん、必要な物は買えるけど、ファッションに関して言えば、品揃えの悪さや取り扱ってるブランドを見ると、地方都市っぽいなと言う印象。ベルリン発祥のブランドもあるけど、奇抜すぎると言うか、普段あまり着れないようなデザイン多め。

最初はそこが嫌で、なんだこの街は!と思ってたけど、今はその雰囲気がちょっと好きになれました。

犬権が高いベルリン

ロンドンも犬権高いなと思ってたけど、ベルリンはもっと犬権が高いです。

これは電車内の標識。飲食NGだけど、犬はOK!

基本、犬は人間と同等。なので、レストランやカフェ、ショッピングモールにも犬を連れて行けます。レストランで、テラス席ならわかるけど、4階のレストランにも犬がいたときはびっくりでした!笑

あと、ベルリンらしいなと思ったのが、これ

1.5m 距離を保ちましょう!コーギー3匹分の距離ですよ!

これなら絶対ドイツ人守る、間違いない!

Adopt, don’t shop!

動物殺処分ゼロ・動物保護先進国として有名なドイツ。ベルリンには、「ティアハイム」という動物の保護施設があります。

ベルリンの愛犬家たちは、ブリーダーから買うのではなく、こういった保護施設からRescueされた犬たちを引き取るのが主流。なので、何犬なんだろう、という犬が多いです。もちろんみんな可愛い!

ロンドンは、西ではフレンチブルドックやイングリッシュ・コッカー・スパニエルなどの綺麗な御犬たち、東はボクサー犬などを連れている人が多い印象。

犬の保護施設で、私がフォローしているこちらの団体

ᴅᴀɪsʏ ғᴀᴍɪʟʏ ʀᴇsᴄᴜᴇ ᴇ.ᴠ.

野良犬の多いマケドニアで犬の保護活動をしていて、ベルリンで犬をAdoptしたい人と保護犬を繋いでいる団体。傷つけられた犬の姿がアップされている時もあり、心が痛む時もあります。でもそれが現実なんだなと痛感します。許せない。

ここは、寄付で成り立っている団体で、Paypalからいつでも寄付できます。

いつかここからBuddyを引き取るのが私の夢!

とにかく家がでかいベルリン

あえて「でかい」という単語を使いたくなるぐらい、ドイツの家はとにかくでかい。

ドイツの家は大きく分けて「Altbau(アルトバウ)」と「Neubau(ノイバウ)」という2種類。第2次世界大戦を境に戦前のものを「Altbau」で築100年~70年前後、戦後に建てられたのものを「Neubau」と呼ぶようです。

Altbauはとにかく天井が高く、窓も大きく、部屋がとーーーっても広いのが特徴。まるで自分が小人になった気分になります笑 建物の装飾も美しく、各部屋の天井にもそれぞれ装飾が施されています。

これはベルリンで初めて住んだ部屋の天井。部屋自体は最高だったな。。。

今の家は残念ながらNeubauだから、次はAltbauに引っ越したい。。。

どの建物もでかいベルリン

1部屋が大きいから、その分建物自体のサイズも大きくなります。

どれだけ大きいか伝わりますか?2018年初ベルリン時のツイート。

家の構造も特徴的。コの字型の家が多いベルリンの建物。

この家の一階に住んでいる人は日当たり悪いだろうな。。。

家具がでかいベルリン

家がでかいから、それに伴って家具もでかい。

今の家はほぼ家具なしだから、新しく家具を調達してた時、机を譲ってもらったんだけど、写真ではそんなに大きく見えなくて、「私一人でも運べるかな?」と売主(女性)に聞いたら「うん、大丈夫だよ!」と言われ、実際に取りに行ったら結構でかい。そして木だから重い。。。頑張って一人で運んでたら、親切なお兄さんが手伝ってくれて、「ここまで大きいと思わなかったんだよ汗」と言ったら「これ、全然大きくないじゃん!小さいくらいだよ Hahaha」と言われ、ドイツ人の基準は違うなと感じた瞬間でした。

1つの建物に人住み過ぎなベルリン

一つの建物が大きいから、一つの建物に住む世帯数も多くなります。だから、玄関のベルには名字が必須。

この家なんか、何世帯住んでるんだ!と言う感じです笑

だから、自分の名字を書かないと荷物や手紙が届きません。シェアの場合は、自分の名字 c/o —(大家の名前)が必須です。

※ほとんどの場合、シェアでも一人暮らしでも、自分の名字をベルに貼れます。が、違法に貸している家では、貼れない場合もあります。違法に貸している大家も多いので、注意しましょう!

ちなみに、ロンドンは、家の番号が必須。ロンドンは一軒家が多いから、通りの名前と番号があればOK。3階建ての家で、それぞれのフロアに別の家族が住んでいる場合は、一階=A,二階=B, 三階=C,と識別します。

お母さんたちがワイルドなベルリン

ベルリンに住み始めて特に感じたのが、お母さんたちがワイルド!というのも、この荷台を付けた自転車で猛スピードで走っているお母さんが多いベルリン。

子ども怖くないのかな?ジェットコースター気分になれそう。

このスタイルはロンドンでは全く見たことない。まあロンドンは道路が狭いから走れないか。

素朴で可愛いベルリンの子どもたち

特に冬、スキーウェアを着てるGerman Kidsたちがとっても可愛い!寒いベルリンだから防寒として着てるんだけど、その姿がとってもCute! ロンドンの子どもたちは着てなかったはず。

素朴なドイツ人たち

特に今年の冬、これは確信に変わりました。なぜなら、ドイツ人たち、凍った湖でアイスホッケーやスキー、ソリを楽しんでいたから!!

https://twitter.com/uni_mmal/status/1361721044646649858

今年は、例年になく寒かったベルリン。雪もたーくさん降って、湖や川や運河も凍るほど。大人も子どもも夢中になって遊んでいました。子どもたちがソリで遊ぶ姿は可愛かった!ハイジやフランダースの犬の世界でしか見たことなかったけど、本当にソリで遊んでる姿を見て、ちょっと感動!

道も凍ってるから子どもたちの移動手段はソリ!楽しそう。ソリもドイツらしく木製です。

公園が多いベルリン、遊具は木製

ベルリンに来て驚いたのが、公園の数!

ここはいつもDoggoの散歩でいくコースにある公園。残念ながら、犬は立ち入り禁止。。。

ロンドンのパブと同じくらい公園があるんじゃないかと思うくらい。ロンドンには、角ごとにパブがあるけど、ベルリンには角ごとに公園があります。

そして、遊具はドイツらしくほとんどが木製。

上の公園にはハンモックもあって、子どもを遊ばせながらお母さんはハンモックでゆらゆらリラックスしてる、なんて最高な風景を見かけたことがあります。私も公園で遊びたい←

丘が少ないベルリン

https://twitter.com/uni_mmal/status/1165754899382046721

ロンドン生活で特に恋しいのが、丘から眺める綺麗な夕陽。

ロンドンには、Richmond HillやPrimrose Hill, Hamstead Heathなど、Hillyな場所が多いけど、ベルリンにはほとんど無い。

夏、陽が長くなる頃、丘に座ってジュース飲みながらだらだら喋って夕陽を見る時間がとっても好きだった。。。し、それを楽しむ人たちを見るのも好きだった。。。

矛盾が多いベルリンのシステム

みんなが困るであろうドイツの矛盾。

矛盾その1:Anmeldung (住民登録)

新しい家に引っ越したら、原則14日以内に区役所に行き、住民登録をしなければいけない。

→住民登録するためには、予約が必要。

→だけど、その予約が取れない。

→は?

矛盾その2:保険

ドイツに住む人は必ず何かしら保険に入らないといけない。

→でもフリーランスは保険に入れない。

→でもフリーランスのビザを取るには何かしらの保険に入らないといけない。

→は?

ホームレスがアクティブなベルリン

アーティスト、フリーランス、ヒッピー、ホームレス、どんな生き方をしていても受け入れてくれるのがベルリン。そのせいか、ベルリンのホームレスたちはアクティブです。

ロンドンのホームレスたちは、スーパーの前や人通り多いところに座り込んで、何かを恵んでくれるのを待ちますが、ベルリンのホームレスたちは自らもらいに来ます。電車に乗ってても、ドアが閉まった瞬間、何かを叫び(多分、私は病気で働けません、など自分の現状)紙コップを持ってコインを受け取りに来ます。

あと、衝撃だったのが、ペットボトル回収。

ベルリンは、Pfandと言って、ペットボトル飲料やビールを買う時にいくらかボトルの代金を払い、ボトルを返却すると、一本0.25€返金される、というシステムがあります。そのため、ホームレスたちは必死にゴミ箱からペットボトルやビール瓶を回収しています。

また、ベルリンのホームレスたちはアクティブなので、外でピクニックをしていると、「空いたボトルはありませんか?」と自ら回収しに来ます。

ロンドンでは体験したことなかったこと。なんでもOKなベルリンらしいな。

ベルリンまとめ

最初は何だこの街は!!!と思うことが多かったベルリン。ですが、ちょっとづつ、ベルリンを好きになってきている今日この頃。それにこの記事を書いてて、ベルリン、面白くないか!?と思ってしまった!

ロックダウンも終わりが少しづつ見えてきているから、ロックダウンが終わったら、もっといろんなベルリンを発見したい!

もうしばらくはベルリンにお世話になると思うから、もっとベルリンが好きになれるように、楽しんで過ごします〜 🙂

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